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2013年2月22日金曜日

断捨離、後退

断捨離は、悩ましいものとなっている。
平成13年の挽肉が冷凍庫に眠っていることは、綴ったけれど捨てるべきであろうものは、言うまでもなく食料品だけではない。何年前になるのか、数えていると朦朧となるような昔の女子大生時代の洋服も数々あるし、靴に至っては、中学生時代の赤い革靴が下駄箱の真ん中を陣取っている。今の住まいは生家でもないし、社会人3年目で田舎から上京して2回ほど転居もしている。どういうつもりで中学生の時の靴やら女子大生時代の洋服を実家から持ち込んだのか。洋服はわかる気もする、今でも着ることができそうだ。でも、だからといって着ているわけでもない。そういう思いが断捨離を難しくしている。
 靴は、よく履いていた2足の靴の内側の底が擦れてきて捨てるつもりでいた。よっしゃ!「捨てるぞ」と。そして、新しい靴を1足購入した。捨てるつもりの2足を、捨てるべく袋に入れたら、どうしたことかその袋をぶらぶら下げて駅ビルにあるマイスターなんとかに行ってしまった。どうしても捨てる勇気がなく、修理の店で「これは無理ですね」と言ってもらいたかったのだ。誰かに背中を押してもらいたかった。
 しかし、「張り替えですね」と言われ、『張り替えることができるんだぁ〜』と唖然として思わず頷いてしまった。かくして捨てるはずだった2足の靴は、生き返り、購入した靴一足が増えたわけだ。

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