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2013年2月12日火曜日

患者心得4

医者も人間、必ずミスをする。
患ってから7年になる私ですら、薬の飲合わせで禁止されているものを処方されたことや、本来禁忌の検査をされた(私は、その旨を医者に指摘したにもかかわらず)というささいなミスを含めれば、4回の医者のミスにあっている。ささいというのは、ミスの結果、呼吸が苦しくなったり火傷を負ったりだが、命はあるから、ささいと言うしかない。
 長く、20年とか患っている患者は大抵、大きな医者のミスにあっているようだ。みんな、とりあえず命はつながり、日頃お世話になっているから、事を荒立てないだけだ。ぐーたらナース5に登場した原さんもおもしろ話(となりの患者7)の親分も、これまでの長い闘病生活の中で、口に出して言えない大きなミスを犯されているとベッドで言っていた。
 この夏の初めに、久々に親分に連絡をとったら、医者のミスの直後で怒りが頂点にあった。親分の話はこうだ。毎週3日通うクリニックで心臓の不調を訴えたが、とりあってもらえなかった。3回目に訴えた時、やっと紹介状を書いてくれた。急いで、その病院に行くと、すでに脈が20しかなく、いつ心臓が止まってもおかしくない状況だと言われ、即ICUに運ばれた。翌日が土曜で午前中にオペが、たまたまなかったので、翌朝心臓ペースメーカーを埋める手術となったという事だ。
 多くの患者を診る大学病院や大病院の医者は、30分に10人の患者を診察する。まさに3分診療だ。午前と午後で1人の医者が100人以上の患者を診るのだ。医者は昼食に、立っておにぎりでもかじれれば良い方だ。
 うっかりミス、判断ミス、知識不足、大いにあり得ると考えて、患者自身が勉強し、注意を払っていくしかないのだ。(登場人物の名前は仮名です)

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