都会の夜が平常に戻ると、
繁華街を渡ってくるぬるい風は、
どこかすえたような匂いがした。
昨日が立夏であった。
どうしてもおさんどんをやりたくなかったドラキュラは、
夜の朝飯をジョナサンの宅配にすることにした。
本まぐろの鉄火丼1,390円。
しかし、宅配料を別途徴収しないジョナサンは 、税込1500円以上の注文となっている。
もう一品は、悩みに悩んで、国産温野菜サラダ490円とした。
温かいご飯と温野菜は一緒に。冷たいまぐろは別にして届けられた。
しかし、まぐろの包みを開けてびっくり。
雀の涙ほど。
何が主役だかわかりゃしない。
添え物の温野菜の方が存在感がある。
容器の片隅に申し訳ないようにあるまぐろを見て、
悲しみが込み上げてきた。
ご飯の容器はエコな紙だった。
一つでも良いところを見つけたくなったのだ。
まぐろをのせて、付いてきた刻み海苔をかければ、少し見栄えが良くなった。
最初に食べた国産温野菜サラダは、美味しかった。
まぐろ丼は、まぐろからあぶれて残った白飯に、
冷蔵庫に残っていたしらすと、
一昨日作ったカレーをかけて食べた。
悲しみを乗り越えて今となってみれば、本まぐろも本まぐろらしい味の濃さがあって美味しかった。
ただ量だけの問題なんだな。
思い返すと、昨年閉店するジョナサンの店舗で最後に食したのも、まぐろ丼だった。
その時と同じぐらいの量だ。期待し過ぎたのか。
大層ボリュームがあって大満足したのは、随分昔だったか。
そして値段も2000円近かったかもしれない。
ジョナサン 2016年12月16日撮影 |
実は、ジョナサン宅配は、近頃では2回目となる。
1度目は、ジョナサン定番のタスマニアビーフハンバーグにした。
懐かしくもあり、美味しく大満足だった。
その時と今回と配達してくれたのは別の人だけれど、共に恐縮するほど年長の方で75歳は超えておられるとお見受けした。
元気なら仕事をしていた方が、溌剌としていられるだろう。
しかし、年金ではとても暮らしていけない今の日本の社会の有りようもつい考えてしまった。
ちなみに真夜中のドラキュラのランチは、小さな子丼用のパルシステムのうなぎ、同じくパルシステムの鳥取県のねばりっこという長芋のとろろ、キャベツの千切りでした。
黄金週間は、毎日パルシステムのうなぎという手もあったかもしれない。でもご飯を炊いて、副菜作ってというのも休みたい。
上げ膳据え膳で、旅館に泊まったように、らくちんでいたいわけです。
今日の東京の最高気温は24度、最低気温は15度晴れの予報です。
日本の皆様は、ゴールデンウィークも後半です。今日は平日なのでお仕事の方も多いでしょうか。
皆様どうぞ、お健やかにお過ごしください。
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