Photo Ushio |
この頃の牛男さんは、
うつむいて小さな目をかろうじて開けている感じで、
じっとしていることが日に何度かあります。
16年という歳月を難病患う妻の伴走をしてきて、辛かったことや虚しさにふと襲われるのでしょう。
そうして、少し顔を上げて、うぉー、うぉーと老犬が寂しく彼方へ鳴くように声をあげるのです。
愛玉子 Photo Ushio |
婚姻して間も無く私は発病したので、
「私の人生は何だったんだ」と 無口という病気である牛男さんが
言葉にすることがあるのも、 やむを得ないこと。
Photo Ushio |
そんな牛男さんの先週のご褒美は愛玉子でした。
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