3年前、見舞客が青いわっぱを持ってきた。これで病気が治るわけじゃなしと、はめもせず、薬の袋と一緒に引き出しの中にしまった。
それより以前、女友達が、「一緒にサッカー見ようと、テレビまで買い換えたのに、奴は帰ってこない。絶対浮気している。奴がサッカー見ないわけないのよ!」と電話してきたことがあった。他の女とどこかでサッカーを見ているのに違いない言うのだ。私は仕事じゃないのかぁ?と思った。結局、女友達は、『奴』の居所をつきとめ、他の女とスナック菓子をほおばりながらサッカーを見ている現場に踏み込んだ、かどうかは定かではないけれど、浮気は事実だった。サッカーを見に帰ってこない、で浮気が占えるものなのだぁと感心したことは覚えている。
会社を休んで、フランスにサッカー観戦に行った人もいたけれど、私の心に残っているのは、おみやげにもらったフォアグラの缶詰のことだけだった。
しかし、そんなふうにサッカーに無関心だった私も、今やサッカーの虜になりつつある。独走してきた鹿島が失速してくれば、それはそれで残念に思う。先日の名古屋戦では、いつもファインセーブのキーパーの目を疑うようなミス。キーパーはさぞや責任を感じているだろうと思うと、こちらまで胸が痛む。しかし、また昨日のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝での川崎の敗北もまた残念で、豪雨で中止になった鹿島との再試合では、頑張って欲しいと思ったりしている。
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