その後少しして、ドクター井上がやってきたようだ。声だけ聞いていると井上君はオカマのようなしゃべりだ。「どうしちゃったのかしら、毎日どんどんクレアチニンが上がっているのだけど。」
私は床の中で手に汗握ってそのセリフを聞いた。そして心の中で叫んだ『井上君、井上君、どんな理由で下剤を沢山使っているか知らないけれど、そして私は素人だけれど、始終ピーピーうんこなんだから、ごくごく単純に考えて脱水だろう!喉が渇いて夜中にビードロ遊びのようにコップをポッコンポッコン吸ったりしているし。カツオの刺身も腎臓を痛めたかもしれないけれど。』
瞳を閉じると、灼熱の太陽の下、線路が果てしなく続いている光景が浮かんできた。決して列車が通ることがない線路。(登場人物の名前は仮名です)
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