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2012年1月26日木曜日

きんかん煮

となりの患者について、とやかく言えるほど、私はごりっぱな患者なのか?
否。醜態、お騒がせは数知れず。例えばこんな事も。
入院中、緩解し、歩けるようになった時、デイルームに掲示される献立表を見て食事を楽しみに待つようになった。季節は秋、献立表にきんかん煮とあった。私は想像した。お砂糖か蜂蜜で煮た、オレンジ色の小さな丸い金柑が、つやつやと光り輝く様を。やわらかい皮が口の中ではじけて、ほろ苦さと甘さがまじり合うその感じを。小鉢の中に、5つぐらい入っているかしら。私はわくわくしながら夕食を待った。そして、6時、運ばれてきたトレーの上の小鉢、中鉢のフタを一つずつ開けていった。「ない!」「きんかん煮がない!」くそ忙しく配膳している看護師さんを呼んで、訴えた。「きんかん煮がないんです」
 すると、おしゃれな看護師の工藤さんが、真剣にとりあってくれて、「本当だ、献立にきんかん煮って書いてある」「きんかん煮って、甘く金柑を煮たのよね。お母さんがよく作ってくれるわ」トレーの上の一品一品のフタを開けて工藤さんも言った「本当にない!」。私は「ごめんね」といいながら、私のお鉢の載ったトレーを撤収する工藤さんに、くっついてナースステーションまで、てくてくと歩き、がっくりと椅子に座た。工藤さんは、私のトレーを机に置くと、献立表を片手に、調理室に電話をしてくれた。「献立表のきんかん煮がない患者さんがいるんです」そして、工藤さんは、なにやら説明を受けていた。そして、工藤さんは、紅潮した顔で私に言った。あんこさん「がんもどきの煮たのを、きんかん煮と言うんですって!」
「すみませんでした。」と何回か言ったけれど、工藤さんの返事はなかった。(登場人物の名前は仮名です)

2012年1月2日月曜日

患者心得6












そこそこの病院で、各診療科に優秀な医師は、たいてい1人と思った方が良い。私が言うところの、そこそこの病院というのは、地域の基幹病院で300床以上 のという感じです。昔の総合病院に近いイメージで、より具体的に言えば、特定機能病院や地域支援病院、三次救急指定病院(特定機能病院はたいてい三次救急指定病院ですが)あたりです。ちなみに、総合病院と いうのは、医療法上は、とっくに廃止されております。医療関係者は、よく承知していると思いますが、マスコミや普通の人は知らないことが多いようなので念 のため。
さて、写真は本題とは全く関係なく、すっかり足が遠のいてしまった横浜の西口ジョイナス前のイルミネーションです。昨年12月30日に 撮影したものです。イルミネーションは、2体ではありません。1体のツリーを思わせるイルミネーションがまばゆいばかりの金色から鮮やかなグリーンに変化す るのです。昨年見たいくつかのものの中では、圧巻の美しさで、横浜も捨てたものじゃないのかと思えたほどでした。
話を戻しますと、病院には、各科にせめて2人優秀な医師がいたらいいなぁと思うのであります。勿論、専門病院は除いてのお話です。

2012年1月1日日曜日

サッカー天皇杯

恒例の元旦決勝戦は、史上初のJ2同士の戦いとなる。
出場するかのようにわくわくしている。
準決勝のセレッソ、FC東京戦での播戸選手の大胆なハンドは、何故か責める気持ちにならなかった。播戸選手のわかりやすいもの言いと、連動しているようで。セレッソのファンではないし、FC東京のファンには怒られそうだけれど。