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2008年9月17日水曜日

病院食

 食事が美味しい病院は、今どきでも自前だなぁと思う。外注の食事とどう違うかと言うと、なんか根本的に違うように思う。自前の美味しい病院食は、「病院食」という感じではなく、お料理上手なお母さんが作った「おうちのごはん」という感じ。塩分や栄養制限などが多くある特別食でも感心するぐらいに上手にできている。
 一方、病院食の専門業者に委託しているところの病院食は「病院食」然としている。献立にはやたら凝った名前がつき○○のピカタだのなんなの、しかし、どれも名前負け。我慢して食べて3日だ。あとは鼻について、ふりかけでご飯を食べるのは、入院したことのある人なら経験があると思う。業者に言わせれば、病院からの受託費用に見合った食事を提供するしかないということだろうけど。
 そんなことを考えていたら、汚染米が最大手の病院給食受託会社から患者に提供されてしまったという。会社は知らずに購入したのかもしれず、被害者かもしれないけれど、一番の被害者は、患者や入所者だ。
 ここで20年前のように、食材調達から調理まで病院でやる「自前」に戻したらどうだろう。難しいかもしれないけれど、今またスローフーズの時代だ。

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