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2010年12月16日木曜日

医者の品格

「T病院の皮膚科で○○○(病名)と言われたのですが。」と、かかりつけの大学病院のある診療科の有名医師に言った。するとその有名医師は「なに!○○○(病名)だと?素人めが!」素人とは、素人の私のことではない。T病院の医師のことを言ったのである。
 これまでの私の経験では、医師が他の医師の診断や見解と異なることを言う場合、『私はこうだと思う』というように「私」を必ず始めに言われる。それは、暗に『他の見解もあろうけれど』を含ませているように思う。そして言葉のおしまいは「思う」で終わり断定しない。
 あるいは、「○○先生のようなお考えもあるでしょうが」というように一応、相手の医師にも、敬意を払った言葉があったりした。
ところが今回は、医師が他の病院の医師のことを素人と言い、おまけに素人に「め」までつけた。「め」を漢字に当てると「奴」だ。辞書には、人をののしったり、卑しめたりする時に用いるとある。私は、以来その医師の受診をためらっている。