神道政治連盟沖縄県本部、沖縄県神社庁、日本会議沖縄県本部主催、自由民主党沖縄県支部連合会共催で5月3日沖縄県那覇市で行われた憲法シンポジウム。
講演した自民党西田昌司参院議員は、沖縄県民を深く傷つける暴論を演説した。(全文はこちら→RBC琉球放送 ”ひめゆり”は「歴史の書き換え」発言前後を含め検証 自民・西田昌司参院議員発言の全容と真意は)
これに批判が広がり西田参院議員は会見を開いたが、撤回はしないと言う。西田議員は、切り抜かれたところの問題と言っているが、たかだか2分47秒の演説で切り抜きが、どうのこうのと言うのはおかしい。
堂々たる西田議員の講演は、参院選を目前に自民党のために岩盤支持者である神社本庁と日本会議を大喜びさせるためのもの。
演説後の会場の沸き具合、拍手を知りたかったが、ノーカート動画でも講演直後の音声がなかった。西田氏と同じく講演した自民党國場幸之助衆院議(比例九州)はもとよりシンポジウム共催の自民党県議たちは西田氏の演説に拍手喝采だったのだろうか。
自民党と一体となっている公明党議員も出席していたのだろうか。今になって公明党は 西田参院議員に撤回と沖縄県民への謝罪と求めるとした。
西田議員は講演のおしまいで「自分たちが納得できる歴史を作らないといけない」と力を込め「それをやらないと日本は独立できないんです」と。
ひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長は、西田議員の指摘した内容について「塔や資料館の記述にはない」と指摘し、「史実や歴史に誠実に向け合って発言してほしい」と語ったと言う。(琉球新報5月6日13時11分配信)
ひめゆりの塔と沖縄戦の基本的な事実にも言及している琉球新報の社説を是非ともお読み下さい。
<社説>西田氏発言 沖縄戦証言、研究愚弄した ←こちらをクリック
西田昌司議員は、発言の撤回や謝罪で済むのでしょうか。
ありもしない事を見たこととして語り、非難し、犠牲を強いられた沖縄県民をさらに傷つけ、国会議員としてどうなのか。
西田氏にこうした演説を許す、させる自民党、公明党って一体…
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