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2019年1月14日月曜日

市原悦子さん逝去



 信じられない、信じたくない訃報がまた届いた。
市原悦子さんが12日に亡くなったと言う。
俳優座所属の女優さんだったのではなく、
大沢家政婦紹介所、所属の家政婦さんだったと言いたいほど、
私は家政婦の秋子を演じる市原悦子さんに惚れ込んでいた。
過日、兼高かおるさんの訃報のブログに、「兼高かおる世界の旅」は私の原点であり、兼高さんがロールモデル記されたコメントをいただいた。
 私は、「家政婦は見た!」を観ることが生きる原動力で、市原悦子さんが演じる秋子が私の血液になって身体の中をぐるぐると巡っているのだ。
デパートだいごうの労働組合中央執行委員長演じる蓮司さんが「
シャドーフェミリー」と秋子に言う。
「シャドーファミリー」と同じ言葉を繰り返す、秋子。
単語、たった一つに、英語かぁという気持ちと、どういうこと?という問いと、もっと教えてという好奇の、それら全てをひっくるめた思いが伝わる演技のうまさに、観る側が呑み込まれてしまう。
「見ざる、言わざる、聞かざるが家政婦のイロハでございます。」と言いつつ、高級な羊羹を出されると、
「ああ、美味しい」と平らげて、見たことを話して、事態は混迷を極めて行く。
虎屋 夜の梅

調べたものの、市原悦子さんが羊羹がお好きだったかどうかはわかりませんでした。
それでも、秋子さんが好きだったので羊羹をお供えします。
意外だったのは、身長が160センチだったこと。
もっと小柄な方だと思っていた。
銀座博品館での、歌のライブを見に行きたかったな。
ご冥福をお祈り致します。


2019年1月13日日曜日

カフェにて



 冷たい雨が降る夜だった。
東京の雨は20日ぶりのこと。
雨降りの寒い夜の外出は、陽のあるうちにはじっと篭り続け外気に飢える私とて、流石に億劫だった。
巷は三連休の賑わいもなく、
カフェにはいつもの常連客が根を下ろすように座っていた。
最近見かけるようになった、小柄な中年女が目が醒めるようなビビッドなグリーンのセーターを着て、窓越しのカウンターテーブルの右端に座っていた。
そのグリーンは、ベネトンのグリーンに似ていた。
グリーンの女は、クリスマスの日は左端に座って、ノートパソコンを置いて、ずっと書き物をしていた。端に座るのは、電源のコンセントに近いからであろう。
昨夜もパソコンを睨んだり、書いたりと一心不乱に作業をしていた。


右端には、 真っ赤なセーターを着た女が座っていた。
グリーンの女よりはずっと若い後ろ姿だった。
赤とグリーンのクリスマスカラーが雨の窓に鮮やかに映えていた。
最初は常連客だけだったけれど、
夜が更けるにつれ一見さんが次々に入ってきた。
勢いよく入って来た長いストレートヘアの女は、
髪を大きく振ったかと思ったら、シュッシュとテーブルの上にアルコールを吹き着けて、あっと言う前に、布巾でテーブルを拭いた。
そして、アルコールの大きなピンクのボトルと水色の布巾を持って 、トレーの返却口に置いていた。
その2人がけのテーブルにやって来たのは、トレーを持った上背のある年配の男だった。
男はそっとトレーをテーブルの上に置いた。
トレーの上には、赤いワインが入った丸いだるま型のグラスと白いコーヒーカップが並んでいた。
私は、赤いのは、ホットワインだなと思った。
以前からメニューにあって、下戸のためにアルコールが飛ぶまで温めてくれないかしらんと思って、気になっていたのだ。
間も無く髪の長い女が戻って来た。
女は、勢いほどには若くはないように見えた。
けれど、遠目には向かい合う2人の年齢が図りかねた。
私は眼鏡をかけて2人をまじまじと見た。
すると男は、初老の域は過ぎて結構な年だ。
事によると70歳を過ぎているかもしれない。
背中の上の方が少し丸かった。
女も結構な年で、40代の後半だろう。
若い時分には、美人ともてはやされたかもしれない顔の黒い肌には、ツヤも張りもなかった。
男は、キャメル色に茶色の模様が入った上等なセーターを着ていた。
女は、グレーのざっくりした安っぽいセーターを着て、ワインを少しづつ口に含んだ。
女は、日頃のストレスを男にぶちまけるように話をする。

女は、一通り話をしたら、気がすんだのか、今度はスマホで自撮りを始めた。
腕を高くスマホを翳して、口を結んだ女に
男が言った。
「プロのカメラマンはね、天井の高さをきにするらしいよ。
照明は高い位置の方がより自然光に近づくそうだ。」
女は、「先生」、確かに先生と何度か言っていた。
開業医と看護師か。
女は、男の顔を指で触った。その指先は、くすぐるように男の顔の頬や額を上へ行ったり下に行ったりした。
そしてまた、女は自撮りを始める。
 この女とこうしている時が幸せなんだというふうに、男はべっ甲の縁の眼鏡の奥の目を細めて女を見つめている。
「もう行こうか」と男が言った。
女は、「どうして、私がこうやって撮っている途中で言うのかしら。」と怒っているようないないような口調で返す。
2人はスマホを覗き込んで、
女が「このお店11が閉店なんだわ」と言ったかと思ったら、
「先生のフォロアーの生徒の数」がどうのと聞こえてきた。


再び会うことはないかもしれない、
カフェの一見さんたち。




2019年1月11日金曜日

お正月明けは辛い



やっと迎えた金曜日です。
お正月明けはやはりきついですね。
イノシシのようにエンジンがかかったと言う人はいるでしょうかね。
置地廣場

 私は年末年始のバタバタの疲れと、
光線過敏の辛さでまいっています。
体重はどんどん落ちて、8年前の体重になりました。
これだけちょっと嬉しい。
義母の来訪は、3年ぶり。
義母が毎月やってきたら、どれだけ痩せるだろうかな。
義母は調査票を持ってきて、
ガス台×、流し台×、洗面所×、冷蔵庫内×とチェックするわけではないのだから。
お泊まりするわけではなし、ちょっとお茶を飲むだけのお立ち寄りなのだから。
いつものようにちゃらんぽらんで良かったのだ。


光線過敏は、暮れに新しくした風呂釜の浴室のリモコンが犯人なのだ。
光線過敏の症状の辛いところは、痕になることと、痛かゆいのが2週間近く昼も夜もなく続くことだ。
今回のリモコンの痒みは、時間が経過して始まったので、給湯器のリモコンの光が原因だと最初はわからなかった。
従来のは、完全遮光の布を貼ることで防げていたので、今回も同様の処置はしていたから。
リモコンのLEDの光はオレンジ色だけれど、蛍光管よりやはり強烈なのだな。
初期対応が遅れ、毎日当たってしまったことで、痛痒さがずっと続いてイライラが募るばかりだった。イライラを良人にぶつけたものだから、良人もくたばってしまいました。
 リモコン(温度表示)の光対策は今だ解決せず、入浴時に、リモコンの電源を落とすことにした。
従って、シャワーは使えない。
湯船から桶でお湯をせっせと汲むのだ。
これがまた手間と時間がかかり、とりわけ髪を洗うのが容易ではないのです。
最後だけは、シャワーを当てたい。
となると、リモコンを覆う板やアルミ板をどけて、完全遮光の布の上にマークした星印を押すのです。
その際、決してリモコンの後方は、振り向かないことがポイント。
ああ、本当に入浴が、洗髪が、もう面倒なこと限りなし。


今日の東京の最高気温は12度、最低気温はマイナス1度、晴れの予報です。
昼間は随分と暖かくなるようです。
皆様もお疲れでしょうから、今夜は早く帰って、温かいお風呂にゆっくり浸かって仕事始めのお疲れを癒してください。